【国家一般の人気官庁】入管庁のリアルな実態【意外とブラック!?】

公務員

国家一般の人気官庁の一つに「入管庁」があります。(正式には「出入国在留管理庁」)

空港で入国審査を行うのが主な仕事で、昔から受験生の人気が高いです。

しかし、人気と知名度の割にその実態は意外と知られていないのではないでしょうか?

私は過去に入管庁の方と3ヶ月一緒に仕事をしたことがありますが、実際の仕事内容がイメージと違って驚きました。

この記事では、入管庁職員と一緒に働いた経験のある現役国家公務員の私が、入管庁のリアルな実態をご紹介します。

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国家一般の人気官庁、入管のリアルな実態

入国審査は精神的にキツイ仕事

入管庁の主な仕事は空港での入国審査ですが、精神的にかなりキツイ業務です。

入国審査は対人業務。毎日多くの人と接するため、高いコミュニケーション能力が求められます。

不法な入国を防ぐため相手のプライベートに関わる質問もしなければいけません。滞在先や配偶者の有無、職業、来日目的など。

「何でそんなこと聞くんだ!」と逆切れして暴れる外国人もいます。

暴言を吐かれたり、悪態をつかれたり、キレられることは日常茶飯事。こういった言動に耐えられるメンタルが不可欠です。

英語が得意なだけでは通用しない

英語が得意な人が入管庁を志望することが多いですが、それだけでは通用しません。

英語を話せない入国者は多く、むしろ不法入国の疑いが高い人ほど英語を話せないケースが多いそうです。こういう場合はボディランゲージ等で必死にやりとりするのだとか。

英語が話せるのに越したことはないですが、英語ができるから入管庁に向いてるとは言い切れません

一人ひとりの責任が重い

入国審査の対応は基本的に一人で行います。(ブースにいるもの原則一人だけ)

外国人が逆切れしても、英語が通じなくても、一人で対応しなければなりません。

加えて少しの判断ミスが不法入国につながりかねず、一人ひとり責任がとても重い仕事です。

すぐに辞める人が多い

人気官庁の狭き門をくぐって採用されたにもかかわらず、すぐに辞める若手が多いそうです。

イメージと実際の仕事内容が違い、思ったりキツくて辞めてしまうのだとか。

空港で勤務するカッコいいイメージがありますが、実際は責任が重く精神的にキツイ仕事なのです。

人気官庁ゆえに働き方改革が進まない!?

入管庁も長時間労働は常態化していますが、あまり働き方改革が進んでいないそうです。

辞める人が多くても希望する受験生がたくさんいるため、人材不足で困ることはなく、働きやすい環境を作ろうとする雰囲気がないのだとか。

意外とブラックなのかもしれません。。。

他省庁の私から見た入管庁職員の特徴

私が過去に入管庁の方と一緒に働いた時に感じた、入管庁職員の特徴をご紹介します。同じ特徴の人は入管庁に向いてますよ。

穏やかで優しい!!

入管庁の方はみんな穏やかで優しい人ばかりでした。

入国審査という仕事柄、厳しい人が多いと思いきや、皆さん心が広く怒ったり感情的になったりする人は皆無。

日々やっかいな外国人と接しているので、ちょっとやそっとでイライラしない心の強さがあるのかもしれません。

仕事は100%の精度でこなす

仕事の完成度が高く指示されたことは100%の精度でこなす方が多かったです。

どんなに時間と手間がかかっても仕事は完璧に仕上げていました。

入国審査には手抜きが絶対許されないため、効率よりも完成度を優先するマインドが徹底されているようです。

指示には絶対逆らわない(ブラック労働も受け入れる)

上からの指示に意見したり反論することがなく、言われたことは受け入れる方が多かったです。

やはり法を守る職業柄、決められたことに安易に反論する文化がないのかもしれません。

(深夜2時まで残業した後、朝5時に出勤するよう命じられても何も言わず従っているのを見た時は驚きました。)

自らアイデアを出し改革するタイプではない

指示を完璧にこなす能力が高い一方、自分からアイデアを出し改革するタイプではないように思いました。

明らに無駄な業務でも改善案を出したりすることはなく、指示されたことは文句を言わず淡々とやる感じです。

自分でアイデア出して主体的に仕事をしたい人は入管庁に合わないかもしれません。

官庁選びはリアルな情報集めが重要!予備校を活用しよう!

人気官庁だからと言って働きやすいとは限りません。人気やイメージにとらわれず、リアルな実態を知ることが重要です。

ネットの情報だけに頼るのは危険です。(こういうブログを書いてる私が言うのも何ですが)

おすすめしたいのが、公務員試験の予備校です。

私は予備校の「通信講座+月1回通学での個別相談」を利用していましたが(下にリンクを貼ってる「公務員予備校EYE」です)、特に個別相談が役に立ちました。

志望官庁選びにおいて講師の方に相談にのっていただきましたが、予備校講師は過去に多くの受験生を見ているので、官庁の実態や受験生がどの官庁に向いてるか豊富な知識があります。

SNS等でも情報は手に入りますが、人生を左右するかもしれない志望選びには質の高い情報をとるべき

値段は高いですが利用価値はあります。1次は独学で官庁訪問と2次試験対策だけ予備校を利用するのもアリです。資料請求だけでもしてみてください。

 


 

 


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