- 転勤が決まったけど、これから何をしたらいいんだろう?
- 引越し業者っていつ決めればいいの?
- 初めての転勤でとにかく不安。。。
初めての転勤は不安ですよね。
引っ越し、市役所での手続き、引き継ぎ、、、
そんな人も、これを読めば何をすればいいか分かります。
この記事では、全国転勤経験のある現役国家公務員の私が、転勤が決まったらやるべきことを解説します。
初めてでも一つ一つ順番にこなしていけば大丈夫ですよ。
転勤が決まったらやること(約2ヶ月前)

転居を伴う異動(転勤)の打診は約2ヶ月前にあります。
宿舎に入るか決める
転勤が決まったら宿舎を希望するか聞かれます。民間の賃貸マンション等にも住めますが、自分で手配しなければいけません。メリット・デメリットを考えて決めましょう。
・家賃が安く、自分で手配不要なのでラク
・場所によっては古かったり通勤が不便
・入居日がギリギリまで決まらない事も多く、引っ越しスケジュールが立てにくい
・家賃高く、敷金礼金は自己負担のため引越し時の出費がかさむ
・自分で物件を探して契約しなければいけない
・自分で住みたい場所や条件を選べる
新居探し
民間の賃貸に住むと決めたら、まず新居を探しましょう。
繁忙期(4月)はいい物件がすぐ無くなるので、あまり迷わず早めに決めた方がいいです。
現在の住居の退去手続き
現在賃貸マンション等に住んでいる場合は、退去手続をしましょう。
1ヶ月前までに連絡が必須の場合が多いので、具体的な転出日が決まって無くてもひとまず連絡はした方がいいです。
1ヶ月前にやること

異動の1ヶ月前に正式な内示が出ます。
異動先へ電話で挨拶/着任日を確認
内示が出たら異動先に電話して課長や直属の上司、前任者に挨拶しましょう
その際、いつ着任したらいいか確認して下さい。
異動先が繁忙期の場合、着任日を指示されることもあります。これに合わせて引っ越しスケジュールも調整が必要です。
引越し業者の手配
新居の入居日が決まったら、引っ越しを手配しましょう。
国家公務員は引っ越し代が後日実費精算されます。
3社見積もりを取り、最も安い業者と契約する必要があります。見積書と領収書が提出必須なので保管しておきましょう(詳しくは人事担当者に確認してください)。
最終出勤日の午後に搬出し、翌日中に搬入できるのが理想です。なるべく搬出〜搬入まで間が空かないよう引っ越しと交渉しましょう。
3社見積もりが必要なので、見積もりサイトを利用するのが便利です
引継書の作成
公務員は異動の際、業務引継書を作って後任に引き継ぎます。
基本的には前任が作った引継書をリバイスして作成しますが、きちんと作る人とそうでない人の差が激しいです。
後任のためにもしっかり作成しましょう。
1週間前にやること

移動手段、ホテルの手配
引っ越し荷物を搬出した後、自分自身が転勤先へ移動する手段を確保しましょう。
公務員の場合、最も安価な移動手段分の交通費しか出ません。(新幹線で行ける区間を航空機で移動した場合、新幹線の方が安ければ新幹線代分しかもらえません)
荷物搬出〜搬入まで日が空く場合は、ホテルに宿泊する必要があるので併せて手配しましょう。
電気・ガス・水道・インターネットの手続き
引っ越し後すぐにライフラインが使えるように手続きしましょう。基本的にネットでできます。
ガスは閉栓・開栓に立ち会いが必要な場合があり、繁忙期は希望日に立会の予約がとれないことも。早めに手続きした方がいいです。
郵便物の転居届
郵便局に転居届を出せば、1年間旧住所あての郵便物を新住所に転送してもらえます。
ネットで手続できるのでやっておきましょう。
市役所で転出手続き/マイナンバーカード住所変更
現住所の市役所で転出手続きをしましょう。転出の14日前からできます。
マイナンバーカードがあれば郵送で手続きできて便利です。詳しくは各市役所のHPで確認して下さい。
最終出勤日にやること

挨拶回り/異動の挨拶メール
お世話になった方へ直接挨拶するとともに、関係者へ異動の挨拶メールをしましょう。
後任の名前と連絡先も併せて伝えておくといいです。
私物を持ち帰る/不要書類の廃棄
机やロッカーの私物を忘れず持ち帰りましょう。
後任に引き継ぐ必要のない個人的なメモや資料も責任を持って廃棄して帰って下さい。
身分証等の返却
身分証は官署によっては異動後に郵送で返却する場合もあります。
人事担当に確認しておきましょう。
引越し当日〜初出勤までにやること

市役所で転入手続き、住民票取得
市役所で転入手続きをし、住民票を取得しましょう。
マイナンバーカードの住所変更も一緒にできます。必要書類等は各市役所のHPで確認して下さい。
運転免許の住所変更
市役所での転入手続きが終わったら、運転免許の住所変更をしましょう。
後回しにすると忘れてしまうので、市役所の手続きと同じ日にやるのをおすすめします。
銀行、保険、クレジットカードの住所変更
銀行、加入している保険、クレジットカードの住所変更をしましょう。
転勤族は手続きがネットでできるネット銀行をメインバンクにするがおすすめです。
通勤定期の購入
着任日までに通勤定期を購入しておきましょう。
認定される通勤区間が不明な場合は、事前に人事担当に確認して下さい。
通勤ルートの確認
余裕があれば、一度通勤ルートを下見しておきましょう。
特に地方から東京に転勤した人は初日の乗り換えで絶対迷います。一度ルートを確認するだけで、着任日の不安が減りますよ。
転勤よくある失敗とアドバイス

赴任期間は最低でも2日はとる
特に指示の無い限り、赴任期間は最低2日は取りましょう。
理想的なスケジュール:
・辞令日PM:引っ越し荷物搬出、ガス閉栓立会、自分の移動、ホテル泊
・翌日(赴任期間1日目):引っ越し荷物搬入、ガス開栓立会
・翌々日(赴任期間2日目):市役所転入、運転免許手続き、荷物整理
・翌々々日:着任
引っ越し荷物搬入と市役所等の手続きを同じ日に終わらせると赴任期間は1日ですみますが、体力的にしんどいです。初めての異動の方にはおすすめしません。
着任日までに市役所の手続きを終わらせる
市役所で転入手続きをせず着任する人もいますが、着任までにしておいた方が絶対いいです。
一度着任すると平日に市役所に行くのが難しく転入手続きが遅れます。
住民票の取得が遅れると赴任旅費や通勤手当の支給も遅れるので、必ず赴任期間中にすませましょう。
ホテルからの通勤は避ける
繁忙期や遠方からの引っ越しの場合、荷物搬出〜搬入まで数日空くこともあります。
この間はホテルに宿泊することになりますが、着任が遅れるので、荷物搬入前にホテルから数日通勤する人もいます。
私も経験ありますが、体力的に結構しんどいので絶対やめたほうがいいです。
異動先から早急な着任を指示されない限り、自宅への荷物搬入を終えてから着任しましょう。
荷物搬出日はゆとりを持って移動する
繁忙期は引っ越し業者のスケジュールが大幅に遅れることがあります。
夕方に搬出予定だったのに夜遅くになることもしばしば(私は15時搬出予定だったのが21時になったことがあります)。
飛行機等は時間的なゆとりを持って手配しましょう。荷物搬出が遅くなりそうな場合は、搬出当日はホテルに宿泊し、翌日朝から移動するのもアリです。
契約書類や領収書等は絶対捨てない
引っ越しにかかる契約書類や領収書等は絶対捨てないで下さい。
引越業者の見積と領収書、航空券の領収書、住居契約の契約書類と領収書は提出が必須ですが、自分が認識していないだけで実は必要な書類も結構あります。
転勤後3ヶ月は捨てずに取っておくのが無難です。
転勤は何回やっても不安です
初めての転勤は誰でも不安ですが、転勤は何回やっても不安です。
国家公務員は2年おきに異動・転勤するので、不安な気持ちはみんな知ってます。
分からないことは上司や同僚に遠慮なく聞いて、ストレスなく健康に転勤を乗り切りましょう!





コメント