こんにちは。私は元公務員で、現在は3000万円の資産を元にサイドFIREを達成している、さやまるです。今回は「公務員のサイドFIREは転職が必須」というテーマでお話しします。
公務員がサイドFIREを目指すのはなぜ難しいのか?
公務員がサイドFIREを目指すのが難しい理由を一言で言うと、「サイドワークを見つけるのが難しいから」です。
ここで言うサイドワークとは、サイドFIRE後稼ぐ手段のことです。副業とも言います。
サイドFIREを達成するには、資産収入だけでなくサイドワークによる追加収入が必要になります。しかし、公務員のままではこのサイドワークを見つけることが非常に困難です。そのため、一度公務員を辞めて転職する方が現実的だと言えます。
サイドFIREを達成する2つの現実的な方法
公務員がサイドワークを見つけるのが難しい理由を具体的に説明します。まず、現実的にサイドFIREを目指すには、以下の2つの方法があります。
- 本業+副業で稼ぐ
本業で安定収入を得ながら、副業でスキルを磨き、資産を貯める方法です。副業の収入が安定してからサイドFIREに移行します。 - 本業のスキルを活用する
本業で専門的なスキルを習得し、資産が貯まったらそのスキルを生かした副業に切り替えてサイドFIREする方法です。
ちなみに、私はこの2番目の方法でサイドFIREを達成しました。英語講師として働きながらスキルを磨き、3000万円の資産を貯めた後、英語講師をアルバイトに切り替えてサイドFIREを実現しました。
公務員のままではサイドFIREが難しい理由
公務員がサイドFIREを目指す際、以下の理由で難易度が非常に高くなります。
1. 副業禁止の規定
公務員は法律で副業が制限されており、本業を続けながら副業で収入を得ることが難しいです。
2. スキルの制約
公務員の業務で身に付くスキルを活かして稼げるサイドワークがほとんどありません。そのため、公務員のままスキルを活かしたサイドワークを見つけることができません。
このように、本業が公務員だと、現実的なサイドFIRE戦略に則ってサイドFIRE達成することが難しいのです。
公務員としてサイドFIREを目指す方法
それでも公務員のままサイドFIREを目指す場合、以下の4つの方法があります。
- 家族名義で副業する
- 株や不動産投資
- 適当なバイトをする
- FIRE後にサイドワークを探す
サイドFIREは可能ですが、現実的なサイドFIRE戦略でサイドFIREするよりハードルが高くなります。
家族名義で副業する
配偶者や家族の名義でブログやYouTubeなどを運営する方法です。合法的に副業できますが、いくつか問題もあります。
まず、独身や家族に頼めない場合はできません。
また、普通に副業する場合に比べ、面倒な確認事や心配が増えます。例えば、副業収益を自分の口座に入れていいのか?経費は配偶者のクレジットカードでないと落とせないのか?など。副業バレしないか、事あるごとに確認しないといけません。
副業はただでさえやることが多く大変ですが、普通にやれば心配しなくていいようなことまで心配しなければいけないのは、大きなデメリットになります。
株や不動産投資
公務員でも合法的に行える副業で、実際に公務員からサイドFIREしている人の大半は、株や不動産投資で稼いでいます。
しかし、投資には向き不向きがあり、誰にでも適しているわけではありません。実際は他のサイドワークの方が向いているのに、公務員に唯一できる副業だからと株や不動産投資に固執するのはもったいないです。
私は20代の頃に株式投資をやりましたが、性格的に合わず挫折しました。今は転職を経て英語講師として稼いでいますが、こちらは自分にあったサイドワークなので楽しく稼げています。公務員のままサイドFIREすることにこだわって株式投資を続けていたら、今のように楽しくサイドFIREすることはできなかったと思います。
適当なバイトをする
資産を貯めた後は適当なバイトで稼ぐのも一つの方法です。しかし、適当なバイトをすればいいと安易に考えるのは、最も危険なサイドFIRE方法です。
サイドFIREできるのは、早くても30代で、多くの人は30代後半〜40代でしょう。30代・40代の元公務員が適当にできるバイトって少ないです。
バイトする職場、時給、時間、一緒に働く人が具体的に思いついて、そんな働き方が良いと思える人はバイトでいいと思います。しかし、多くの人は具体的に思いつかないのではないでしょうか?
適当なバイト=スキル不要のバイトですが、実際、スキル不要のバイトは体力やコミュニケーション力が求められる仕事が多く、時給が低いことが一般的です。
せっかくサイドFIREしたのに、低賃金でそれなりに働かないといけない結果になるかもしれません。
FIRE後にサイドワークを探す
必要資産を貯めた後にブログやYouTubeなどサイドワーク始める方法もあります。
しかし、収益化までに何年もかかります。副業でも挫折する人が多いのに、安定収入がない中、挫折せずに続けるのはメンタル的に負担が大きいです。
公務員におすすめのサイドFIRE戦略
サイドFIREを目指すなら転職をおすすめしますが、転職はリスクが高いので難しく感じる人が多いと思います。そこで、現実的な戦略として、「必要資産の8割が貯まったら転職する」という方法を提案します。
必要資産の8割が貯まったら転職する
例えば、3000万円が目標の場合、2400万円貯まったら転職します。この戦略の利点は以下の通りです:
- 若いうちに転職する方が有利
- 必要資産の8割があれば、年収が下がっても残り2割は貯められる
- 転職後に副業やスキルアップをしやすくなる
2400万貯めて、ここから毎月1万、年利4%で投資を続けると、約5年で3000万になります。例え転職で年収が下がっても、毎月1万投資し続けることができれば、5年で3000万貯められます。この5年間で副業して稼ぐ方法を見つけたら、5年後に安心してサイドFIREすることができます!
公務員の転職は難しくない
公務員の転職は難しいと言われますが、サイドFIREを目指す上での転職はそんなに難しくありません。定年まで働き続ける訳ではないので、あくまでサイドワークが見つかるまでの繋ぎです。
- 必要資産の残り2割を貯められる年収
- 副業できる時間
この2つを最低確保できれば、極端な話、どんな転職でもOKです。さらに良い転職をするなら、自分がやりたいサイドワークに少しでも関係する仕事に就けると良いでしょう。
まとめ
公務員がサイドFIREを目指すには、転職が現実的な解決策です。公務員のままでは副業やスキルの制約があり、サイドFIREのハードルが非常に高くなります。
一方、転職後はサイドワークに適したスキルを磨きつつ、資産を効率的に増やすことができます。転職のリスクが気になる方は、必要資産の8割が貯まった時点で転職を検討することをおすすめします!
この記事がサイドFIREを目指す皆さんの参考になれば幸いです。
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