こんにちは、3000万円の資産でサイドFIREを達成した元公務員のさやまるです。
「公務員が辛いからサイドFIREしたい」という声をよく聞きます。私もその一人でした。しかし、公務員は副業が制限されており、給与も大幅な昇給が見込みにくい職種です。そのため、「残業代でお金を増やしてFIREを目指そう」と考える方が多いのではないでしょうか。
しかし、私は公務員が残業代で稼いでサイドFIREを目指すのはおすすめしません。資産が増えるように見えて、実はサイドFIREを遠ざける行為だからです。理由はこの3つです。
- 生活費を正確に把握できない
- 生活費が無意識に高くなる
- FIRE後に稼ぐスキルが身につかない
以下、具体的に説明していきます。
1. 生活費を正確に把握できない
サイドFIREに必要な金額は、一般的に「生活費×25倍」と言われます。サイドFIREに必要な金額を算出するには、生活費を正確に把握しなければいけません。
しかし、残業ばかりの生活では、正確な生活費の把握が難しくなります。
残業時の生活費は通常と違う
残業生活が続くと、通常とお金の使い方が違ってきます。例えば、
- 家賃:残業が続くと、通勤時間を短縮するために職場近くに住んで家賃が高額に。
- 食費:自炊ができず、コンビニや外食が中心になるため増加。
- 光熱費:職場にいる時間が長いため減少。
- 娯楽費:ストレス発散のため無駄遣いが増加。
全体的には生活費が増える傾向があり、サイドFIREに必要な金額を正確に計算するのが難しくなります。
2. 生活費が無意識に高くなる
残業生活では、生活費を抑えるのが難しくなります。その結果、以下の問題が生じます。
- サイドFIRE後に必要な金額が増える
- 生活満足度が下がる
サイドFIRE後に必要な金額が増える
生活費が高ければ、資産収入で賄う金額やサイドFIRE後に稼ぐ金額も増えてしまいます。
私の場合、資産3000万円の運用収益(月10万円)で生活費の大部分をカバーし、足りない分をサイドワークで稼いでいます。生活費を無理なく抑えたことで、精神的な負担が少ない生活を送れています。
生活満足度が下がる
残業中は贅沢をしがちですが、FIRE後にその贅沢をやめると、満足度が大きく下がります。FIRE後も継続可能な生活レベルを見つけることが大切です。
3. FIRE後に稼ぐスキルが身につかない
サイドFIREでは資産収入だけではなく、サイドFIRE後に稼ぐスキルが必要になります。しかし、公務員の残業はFIRE後に役立つスキルを磨く機会を奪います。
スキルが重要な理由
- サイドFIRE後に稼ぐにはスキルが必要(例:ブログ運営、不動産投資、個人事業)。
- スキル不要の仕事(例:単純作業のアルバイト)は精神的に辛くなることが多い。
私自身、英語講師としてスキルを磨き、やりがいのあるサイドワークを実現できています。これはFIRE後の生活を豊かにする重要な要素です。
まとめ
公務員が残業代で稼いでサイドFIREを目指すのは以下の理由でおすすめしません。
- 生活費を正確に把握できない
- 生活費が無意識に高くなる
- FIRE後に稼ぐスキルが身につかない
サイドFIREを目指すには、残業に頼るよりも、スキルを磨く時間を確保したり、転職を検討したりする方が効果的です。FIRE後の生活を楽しく充実させるためにも、長期的な視点で計画を立てることをおすすめします。
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