- 文法が苦手でいつも挫折してしまう
- 参考書を色々買ったけど続かない
- 効率的な文法の学習法が知りたい!
文法は英語学習において最も重要な部分です。文法を理解しないまま英会話やTOEICを続けていると、途中で絶対に伸び悩みます。
初心者のうちに必要な基礎文法を学んでおけば、その後の英語学習が非常にスムーズにいきます。
この記事では、英語学習歴15年・留学無しで公務員から英語講師に転職した私が、初心者向けの英文法の勉強法とおすすめ参考書を紹介します。
初心者は、中学レベルの文法を勉強することが重要です。
紹介する勉強法で集中してやれば1ヶ月で文法を習得できます。ぜひ最後までお読みください。
単語学習がまだの方は、先にこちらの記事をご覧ください。中学レベル(英検3級)の単語を勉強しておくと、文法が効率的に勉強できます。
挫折しない文法学習のコツ
文法学習で挫折する人は、この3つが原因です。
挫折しない英語学習のコツは、中学レベルの参考書1冊を何度もやり込み、80%くらい理解できたらOKとすることです。
具体的に解説していきます。
中学レベルの参考書を使う
参考書は、中学英語の文法を網羅的に解説しているものを使ってください。
次項で解説しますが、おすすめは『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』(学研)です。迷う方はこれを使えば間違いありません。
高校英語、TOEIC、英会話に特化した英文法の参考書は初心者には不向きです。難しすぎて挫折の原因になります。
書店やネットでよく紹介されている以下の参考書は、高校レベルが含まれるので初心者にはおすすめしません。
参考書は1冊に絞って何回もやる
初心者で多いのが、参考書をたくさん買うけど全然やり込んでないこと。中学レベルの文法を網羅した参考書であれば、1冊で十分です。
文法は繰り返し勉強して理解していく必要があります。色んな参考書に手を出すと、知識が散らばって習得に時間がかかります。
同じ参考書を何度も読み、音読し、例文をすぐ言えるくらいやり込みましょう。
文法は80%理解できればOK
難しい文法を理解できなくて挫折する人が多いです。
しかし、参考書を使って文法を勉強する段階では100%理解できなくても大丈夫です。80%くらい分かればOKと考えてください。
特に、関係代名詞・仮定法・現在完了形は理解が難しい項目なので、以下のような文法ルールを覚えることに集中し、細かいことは理解できなくても大丈夫です。
基本の文法を覚えたら、英検の過去問などを解きながら文法知識を定着させていきます。最初は理解しづらい文法も、問題をたくさん解くと段々分かってくるので大丈夫です。
中学レベルの文法を習得する勉強法
ここからは、参考書を使って中学レベルの文法を習得する勉強法を解説します。
おすすめの参考書は、『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』(学研)です。
他の参考書でも同じやり方で勉強できますが、より効率的に確実に文法を学びたい方や迷う方は必ずこれを使ってください。
基本的な勉強法は以下のとおりです。
- 解説を読む
- 問題を解く
- 問題文を音読する
- 日本語→英語で言う練習をする
おすすめ参考書は『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』
『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』は、解説ページと問題演習ページが見開き1ページずつで構成されています。
解説が簡潔で分かりやすく、余計な説明もないので、文法が苦手な人でも理解しやすいです。
116個の文法が解説されているので、1日5〜7個ペースで勉強し、20日で一度最後まで終わらせるのが目安です。
以下、『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』の勉強法を具体的に解説していきます。
解説を読む
まず、解説ページをしっかり読み、基本の文法ルールを覚えましょう。この時点で100%理解できなくても大丈夫です。
すでに理解している文法(Be動詞、否定文、疑問文など)は飛ばしてもOKです。
(解説ページの例)
問題を解く
解説を読んだら、そのまま問題演習ページの問題を解きます。実際に書き込んで問題を解き、答え合わせしましょう。
解説ページを飛ばした文法も問題演習は必ず行ってください。
(問題演習ページの例)
問題文を音読する
問題の答えを書き込んで答え合わせしたら、問題文を10回音読します。
参考書を読んでも文法が覚えられないのは、音読をしていないからです。音読しないと文法が頭に定着しないので、必ず行ってください!
音声がダウンロードできるので、【1問ずつ音声を聞く→音読する→次の問題の音声を聞く】の流れで音読しましょう。
『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』には、116個の文法が解説されています。簡単な文法の解説(Be動詞、否定文、疑問文など)は飛ばし、1日5〜7個ずつ勉強していけば、20日程度で終わります。
文法は短期集中で勉強する方が効率がいいので、1日5〜7個、20日で最後まで終わらせるつもりでやりましょう。
日本語→英語で言う練習をする
【解説→問題→音読】の順で最後までやったら、もう一度最初からやります。
2周目からは、問題演習のページの日本語を見て、英語で言う練習しましょう。
例)『私はゴルフをします』→『I play golf.』と言う。
すぐに言えない箇所はもう一度解説ページを確認し、音声を聞き、英文を見ながら音読します。
日本語→英語で言えるまで何度も繰り返し練習してください。
初心者がやってはいけない文法の勉強法
文法は1ヶ月くらいの短期間で集中してやる方が効率がいいです。
しかし、間違った方法で続けてしまうと、効果が感じられず挫折の原因になります。
初心者がやってはいけない文法の勉強法はこの3つです。
TOEIC対策の参考書を使う
TOEICを目標にする場合、TOEIC対策に特化した文法参考書を使った方が効率が良いと思うかもしれません。
しかし、基本的に初心者にはTOEIC対策の参考書はおすすめしません。
TOEICは中学〜高校・大学レベルの問題まで含まれるため、TOEIC対策本には初心者が覚えなくていい難しい文法が載っているからです。
初心者が高校・大学レベルの文法をいきなり勉強するのは難しく、挫折の原因になります。先に中学英語の参考書で文法を勉強してからTOEIC勉強するのをおすすめします。
色んな英語教材に手を出す
中学レベルの文法を勉強する段階では、参考書を1冊に絞り、一気に勉強してしまうのがいいです。
参考書で勉強しながら英語学習Youtubeを見たり、NHKラジオ英会話をやったり、TOEIC勉強したり、他の参考書を見たり、色んな教材に手を出すのはあまりおすすめできません。
文法は教材によって解説が微妙に違ったりするので、初心者が下手に色んな教材に触れると、情報が散らばって混乱するからです。
1ヶ月集中して文法をやると決めたら、文法の参考書だけに集中しましょう。
ネイティブ講師から文法を教わる
英会話スクールやオンライン英会話でネイティブ講師から文法を教わるのは効率が悪いです。
そもそも、ネイティブ講師は文法を分かりやすく教えるのが得意ではありません。日本人が日本語の文法を教えられないのと同じです。
ネイティブ講師のレッスンは、単語・文法を覚えた後にアウトプットの練習・モチベーション維持として利用しましょう。
まとめ:文法学習は参考書1冊ををやり込もう!
文法は英語学習において最も重要な分野です。
挫折しない文法習得のコツは、中学レベルの参考書1冊を何度もやり込み、80%くらい理解できたらOKとすることです。
おすすめの参考書は、『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』(学研)。
以下の流れで集中して勉強すれば、1ヶ月で習得できます。
- 解説を読む
- 問題を解く
- 問題文を音読する
- 日本語→英語で言う練習をする
中学レベルの文法を習得できれば、英語初級者から中級者に上達できます!
このブログでは、1年でTOEIC800点、英検2級取得する英語学習法を紹介しています。他の記事もぜひ見ていってください。
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